9月の1日から4日まで、小さな旅をした。
夏の思い出。
これはまさに小さな夏の思い出だ。
そして最高の思い出。
バイクではなくて。おんぼろVWバスに5人+楽器満載、名古屋経由で四国は香川に向けて。友人宅と温泉宿を渡り歩いた3泊4日、ROCKの旅。
HBJ主催ラヴピーロックinナゴヤで一発、さぬきバイカーズミーティングで一発。肩書きのないイケダシン率いるラヴピーバンド初のライヴツアー!
お盆が終わった東京には、早くも秋の気配があって。
故郷沖縄に帰省した妻は、今ごろたっぷり陽焼けしているんだろうな。
LPRで横手山から戻ってからというもの、おれはといえば夏らしいことなど何ひとつせず、ばたばたと仕事に追いまくられっぱなしの日々。
それはそれで楽しくもあり。
でもね、やっぱりね。夏だから。この夏は一度きりだから。
そしておれらは南へ向かった。
空冷フラット4のおんぼろバスにギター3台。あらためて言葉にしてみると、アメリカの青春ストーリーみたいだ。
そう、夏をおいかけて。
ビートルは世界の若者にとって教科書のようなクルマだ。
愛すべきデザイン。堅牢にして安価、ハーレー並みにシンプルなフラット4はガレージビルドに最適のメカニズム。おれは2台乗った。
最初のは8万、もう一台はもらって事故って廃車。トータル2年くらいは乗ったかもしれない。1200のスタンダードが一番好きで、ばたばたと吹けるあの感触、あれは本当に悪くない。長い廊下をタタタッと雑巾がけしているような気分になる。
アルゼンチンのブエノスアイレスから南米大陸最南端まで、一緒に走ったのもビートルだった。
ちなみにうちの親父は20年で3台乗り継ぎ、去年の暮れニュービートルに乗り換えた。
なんか縁があるんだよな。これは縁としかいいようがない。
そしてはじめてのバスの旅。VW BUSといえばフラワーチルドレンを象徴するヒッピーカーだし。嗚呼ジャニス!
そんな可愛いやつでおれらはトウキョウに背を向けた。
























