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  • 池田 伸: 路上へ
    池田伸著となる初の単行本『路上へ』。 MHTVストアでも販売するけど、送料がかかってしまうので、お近くの本屋さん、またはAMAZONで是非。 (★★★★★)


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MHTVはリンクフリーです。
相互リンクはご一報 下さい。

俺チョinラヴピー

August 09, 2006

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昨年は出発直前にバッテリーが上がって断念した『愛車でラヴピー』、今年はもちろん走って行ったワケ。
山頂では「今年はバイクですか?」なんて意外なほどたくさんのヒトに聞かれて、その度「失礼だな、決まってんじゃン」と返答。「調子いいっすか?」「決まってんじゃン」ナドという会話を何人と交わしたことか。みんな御心配ありがとう。
でも実は、ちょっと調子が悪かった。正直いって。東京を出発してから戻るまで3回プラグ変えました。なんか時々カブリ気味になるんだなぁ、止まりはしないんだけど。ポイントをチェックしても変わらズ。
で、プラグ変えると復活。これまで1年間、一度もプラグ変えたことなかったのに。ま、行き帰りもパレードも完走だから万事OKなんだけど、当然fuに落ちない。帰ってきてからは快調だし。
コンデンサかな。今度リトルウイングにいってブルースタークのコンデンサ買って、交換してみよう。結果は近々ここで報告しましょう。

今パレードランの写真を送ってくれるようにカメラマンecoちゃんに頼んだから、届き次第UPいたしまする!

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不調考察

August 11, 2006

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下で述べた不調の原因、なんとなく思い当たる節がありました。
俺様のチョッパーにはイグニッションKeyがなく、ON/OFFスイッチのみなワケです。よくカー用品ショップなんかで売ってるエーモンというメーカーのやつ。そのスイッチがしばらく前に壊れて常時ONの状態、そこでスイッチ裏の配線を抜き差しすることで急場をしのいでいたのですが、昨日深夜の帰宅時に突然ストップ。原因はスイッチ部の接触不良で、直結にして家に辿り着きました。
今日も直結にして出かけたら、一日都内を駆けずり回って不調の症状は皆無。原因は、たぶんこのスイッチの接触不良なんじゃないかと。スイッチを交換してしばらく走れば結論が出るでしょう。

にしても。

半世紀以上前のバイクで1年以上走って、初めて不調になった原因が唯一使ったニッポン製パーツだったとしたら。なんかちょっと笑える。

トいうわけで続報を待たれよ。

イケダシン

続/不調考察

August 15, 2006

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スイッチ、交換しました。
Dsc_3180
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再びエーモン製。近所のイエローハットで1008円なり。
少し悩みました。オン/オフのトグルスイッチは容量によって数種類あって、安いのは12ボルト8アンペア。これまで使っていたやつですね。次が12V10Aで607円。で、購入したのは12V20A/24V10Aというヤツ。一番高級品。
電気が苦手なイケダとしては「12ボルト専用」と書かれていると、「じゃ6Vはどうなんじゃい」と疑問に思ってしまうわけで。12V専用ということは24Vには使えないという意味で、6Vだったら大丈夫なんだろーな(と思う。弱気)。12V20A/24V10Aなら6Vの場合は40Aということなんでしょうね、きっと。イグニッションスイッチは40Aもあれば十分なのでしょうか。今まで使っていたのは8Aだから、容量不足が壊れた原因なのでしょうか。誰か教えてください。
Dsc_3197
で、レバーがオフの位置で止まらずにオンに戻ってしまう壊れたトグルスイッチをバラしてみました。特に接点が焼けている様子もなく、組み立て直してみるとレバーの不良も元に戻ってた。うーん、エンジン不調の原因はどうもスイッチではないような気が……。
ちなみに8Aスイッチは電極以外のパーツがプラスチック製、しかし新しいスイッチはほとんど金属製だから、耐久性は高いハズ。とりあえずこれで姑く様子を見てみまする。
残念ながら旋盤でチャチャッと作ったブラス(真鍮ですね)のレバーはネジサイズが合わず使えズ。アルミのレバーはモダンすぎて俺チョ号にはどうも似合わないんだよなぁ。近々ミスミで作ろっと。
今は何の問題もなく走っております。また症状が出るようなら次はコンデンサーですかね。続報を待たれよ。

イケダシン


甘かった。

August 16, 2006

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本日、ロケで埼玉は所沢、バーン!H-Dスポーツへ。盆休みだというのに自分のレーサーをイジっている奥川君を訪ねました。チョッパーで。
してその途中、関越に乗ってしばらくすると、バスバスッと例の症状が。あちゃー、やっぱりスイッチじゃなかったのね。甘かった。
走行には支障なく無事バーン!に到着。3時間ほど話をして写真撮って、プラグを替えたら帰りは快調。でもやっぱどこかおかしいことは間違いない。
コンデンサかな、だったら良いけど。コイルの可能性もあるよなぁ……オイラのチョッパーは6V、コイルは純正。前の52から移植したやつだから、もう5、6年は使ってる。これが原因だとしたら、ヤだなぁ。純正6Vコイルはめったにみつからないし、あのカッコが一番好きだし。V ツインのレプリカは耐久性に難アリ、スパークも純正の方がはるかに強い……
トいうわけで、コンデンサ替えたら治ってくれよ、と祈りたい気持ちであります。
続報を待たれよ。

イケダシン

わかったぞ!

August 25, 2006

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エンジン不調の原因、ついに判明した様子であります。

インマニからの吸気漏れ。おそらくコレ。

徹夜明けでシブヤからの帰宅途中、首都高から東名に到るあたりでまたバボッバボッ、ババボボボッと例の不整爆発が。あちゃー、やっぱり。さっさとリトルウイングあたりでコンデンサー替えときゃよかった、と後悔しても後の祭り。

でも本当にコンデンサーかなぁ、とふと考えた。してその瞬間、ふとひらめいた。あ、インマニ。

ひょっとしたら吸気漏れしているかも。そういえば確かに吸気漏れの症状かも。

家にたどり着いて早速チェック。

Photo

俺チョ号のインマニは純正のロックナット式。パンヘッドはこのねじ式からバンドタイプに変更されているものが多いのは、やはり経年変化で吸気漏れが発生するケースが多いから。でもおいらのヘッドは状態が良好だったからそのまま使用した。

Photo_1

吸気漏れのチェック方法は、エンジンをかけたままご覧のようにパーツクリーナーをマニホールドとシリンダーヘッドの接合部にシュッと吹きかけてやる。漏れが無ければエンジン回転は変わらず、もし漏れていれば回転が落ちるワケ。

で、フロント側にシュッ。変わらず。次はリアに。シュッ、するとアイドリングがカクッと落ちた。やややっぱり!

がしかし純正インマニナットは巨大ゆえ、イケダの工具箱最大サイズの380mmモンキーでも足らず。さすがにコレを回せるレンチはプレインにも無いだろうなぁ。たぶんメいっぱい締めれば直るはず。週末は不在だから、帰ってきたらどっかでトライしてみまする。

続報を待たれよ。

イケダシン

旅学林由樹と

August 28, 2006

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週末浜松にて。
世界一周を終えたのち、大震災後のパキスタンへ向かい、90日ほどで戻って以来伊勢志摩の実家で過ごす旅学林由樹と会いました。ひさしぶりの再開。変わらず元気だった。
ハヤシが世界一周を果たした王様FLHは、今イケダ自宅に鎮座しております。
なにはともあれ走らせるつもりで運んで以来、手付かず。
あそうそう、バッテリー充電しました。
ほこりまみれのその姿は、ぼろは着ててもココロの錦、まさにそれです。水前寺清子。

ぼろは着てても 心の錦
どんな花より きれいだぜ
若いときゃ 二度ない どんとやれ 男 なら
人のやれない ことをやれ

改めて歌詞を見て、なんかジーンと来た。
チーターのベストアルバム欲しいな。たぶん高速のSAあたりにあるだろうな。

と言うわけで、我が家の玄関↓であります。
Photo_2
Photo_3
Fl

イケダシン


完治。
(おそらく)

September 11, 2006

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ようやくリトルウイングに行ってインマニのナットを増し締めしました。
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左の写真の下がVツインあたりで売られている一般的なマニホールドレンチ。上は大平君が国産54mm(!)スパナを改造したスペシャルツール。ブラックに塗って雰囲気だしてます。見るからにしっかり締まりそうでしょ。
で、力を込めて増し締め。あれ、回らないぞ。そこで大平君に一応確認。
「ね、ココって思いっきり締めてもナメない?」
「大丈夫っす。かなり目一杯チカラ加えてもいきませんから」
よしならば、と思いっきり体重をかけると
グイッ、おぉ回った。
よしもう一回、グイッ、もう少し締まった。
もう一発、うーん、もう動かない。
というわけでパーツクリーナーでチェックすると、吸気もれは治った様子。
あとは気になっていたガスの濃さを調整するため、リンカートをばらして油面を調整。この模様は次号HBJ愛しの愛車にて。

そして帰り道。おや、わずかだけど、あきらかに調子が上がってる。スロットルをあけて吹ける感じが、薄皮を一枚剥いだみたいに弾ける印象。例の不調の症状もいまのところ再発せず。おいおいついに完治か?
今しばらく様子を見てみます。続報を待たれよ。

イケダシン

追伸 下の「夏をおいかけて」、続きを書き連ねております。続きを読む、で時折チェックしてやってください。


〆切りで‥‥

September 18, 2006

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HBJ〆切り、デッドライン真っただ中。日がな一日デスクに座ったままの日曜深夜、ブラウン管は砂の嵐。でもまだ寝れそーにない。
Oh! my scooter執筆のためラヴピーの写真を見ていたら、無性に走りたくなった。外は雨。

(↓あの山のショッピングモールに開店したブティックBluegrooveにディスプレイされる俺チョ号)
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イズミからもメールが来ない。たぶん重い腰を上げてワッツアップを書き始めるころだな。


みんな元気か?

イケダシン

パーキング問題考察

September 20, 2006

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打ち合わせて世田谷の下北沢へ。
通称シモキタ。ここは古い町で、駅前は道が細く入り組んで、おまけにバイクや自転車がいたるところに置かれ、おまけに人がすごく多いから、ひどくごちゃごちゃした若者の町だ。待ち合わせは駅1分のカフェ。
駅までもうすぐという茶沢通りを走っていると、おっ、あれは駐車管理人。路肩に止めたバイクにはり紙してる。そこで僕はそのおじさんの脇で停車し、たずねてみた。
『ちょっとすいません、バイクはどこに停めればイイでしょう? 』

冷たくあしらわれたら、喧嘩も辞さず。そんなつもりもどこかにあった。でもおじさんはにこやかに答えたのだった。
『そこの角を左、次の4角を右、すぐに高架をくぐって左側のビルの地下に停められるよ』

へぇ、と意外な感じだった。
御存じのように、オートバイは社会的な地位みたいなものはゼロに近い。いや、マイナスと言ってもいいだろう。
こんな扱いを受けたことは記憶にない。

そのパーキングは僕がクルマでよく使う場所だった。
係の若い男の子に『バイクも始めたんだ』と言うと、彼はこう答えた。
『そうなんです。駐車管理人の人が来てバイクも取り締まるから、ぜひ駐車できるようにしてくれということで』

素晴らしい。
初めて行政というものを見直した。
こんなふうにいろんなところにバイクパーキングができるといいね。

場所は本田劇場ビル地下。ロングフォークでもイヤな顔はされなかった。シモキタにバイクでお越しの際は、ぜひ御利用アレ。
ちなみに2、3時間停めて料金は400円。いたずら防止にも最適。

イケダシン

ps. そういえばエビスにもバイクパーキングがあった。
渋谷橋の交差点から駅に向かってちょっと行った左側。
ここのパーキングは100円払って前輪を鎖でつなぐタイプ。
こちらもぜひ!

完治宣言!

September 25, 2006

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行って参りました、ジャックパインラリー。
東名高速で浜松西ICまで240km、そこから100km。
片道340/往復680kmの道のり、一度たりとも不調に陥ることなく楽勝で完走。
原因はやはりインマニからの吸気もれだった様子。ラヴピーからはじまった不調、二ヶ月ぶりでついに完治宣言!

リトルウイングでついでにリンカートの油面調整をしたおかげでガソリンがうすくなり、これまでと同じ感覚で走っていても、高速の巡行速度が10km/hほど上昇。わずかに燃費もアップ。
でもまだ濃いんだよなぁ。ジャックパインで船場の工場長細見君に聞いてみる。
「74Bですよね」
「そう」
「ジェットは19番ですか」
「そう。ニードルは全閉。この前油面はばっちり合わせたよ」
「74Bは19番だと濃すぎるケースが多いですね。18/17のジェットがあるから交換でしょう。まずは18を試してみてください」
うーん、なんとも的確な解答。圧倒的な数のストックのビンティッジを一手に整備する船場の工場長、さすがです。

よーし、17/18のジェット持ってバーン!に行って、再度パワーチェックにトライしてみよう。目指せ30馬力オーバー。
トいうわけで続報を待たれよ。

イケダシン

PS ジャックパインの模様はカメラマンecoから写真が送られてきたらアップします。

JPR

September 30, 2006

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ジャックパインラリーの写真が届きました。by eco
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会場には前回の1.5倍の来場者。MHTVも机一個の販売ブースを出店、まったりと好天の一日を楽しみました。往復のランも絶好調!


harvest moon

October 06, 2006

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明日は十五夜、仲秋の明月。でもこの雨は長引きそうだ。
ひと雨ごとに秋が深まっていく。

雨音を聞きながら晴れの日を思う
夕立ちが上がった空にあらわれた虹を思う
陽に照らされてどこまでも続く道を思う
虫の音の響く月夜を思う

あした晴れるかな。
雨音を聞きながらベッドに入る。
明日晴れたらどこかへ走ろうかな。

ライザーを。

November 03, 2006

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明日はクールブレイカー。
だからというわけじゃないけれど、チョッパーのライザーを交換した。
オイラのチョッパーはミスミエンジニアリングのドッグボーンを使っているのだけれど、これまでの5インチから8インチへ。前々からもう少し長いほうがイイなぁと思っていて、ようやく重い腰を上げた。

ミスミのドッグボーンは2/5/7インチの3種類がラインナップされているのだけれど、わがままなイケダとしてはもうちょっと長いのが欲しくて8インチを作ってもらった。いつもスンマセン。

で、結論としては。
実にイイ!
ルックスGOOD、若干前かがみだったライディングポジションも上半身が直立して楽になった。前かがみの窮屈気味なポジションが好きだったけど、も少しリラックスできるスタイルにしたかったワケ。歳かね。

ライザーひとつでバイクは大きく変わる。これが実感。
もちろんパシフィコ横浜に乗ってって、MHTVブースに展示しちゃいますからね。会場でじっくり眺めてやってくださいね。あっそうか、ちっとはきれいにしなくちゃ。洗車場でも行ってくるか。

しかも! このミスミ製8インチドッグボーン、MHTVバージョンとして当ストアから発売することになりました。発売までしばしお待ちを。

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行ってきます。

November 10, 2006

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さあ、またしてもツアーに出発!
本日長野、11/12日は四国香川のサンポート高松で開催されるカー&モーターサイクルショー「モーターバッシュ」でライヴする、ラヴピーバンドのツアー第2弾! もちろんGATSと共演であります
モーターバッシュは入場無料、いろんなクルマやバイクが展示されるらしい。四国山陽方面の方、是非遊びに来てくださいね。
会場でオイラを見かけたら「モーターヘッド」と声をかけてね。クールブレイカー用に作ったステッカー、差し上げちゃいます!

あぁ、天気最高だしね、バイクで行きたいね!

フリーター2人組

December 07, 2006

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いやはや、1ヶ月ぶりの更新であります。長野/四国ツアー以来、ホットバイクの〆きり、単行本の発売、4泊5日のツーリング、Tシャツ展参加、そしてホットロッドショーと怒濤のスケジュールがめじろ押し、ようやく一息ついた状況。言い訳ですけどね。さてシンズブログ、なにから書けばよいでしょーか。そうだなぁ、まずはツーリングの話題から。


ホットバイク編集部の佐藤君が退社することになった。以下、ジャックパインラリー前夜にコテージでたまたま佐藤君と2人になった時の会話。
「イケダさん、話があるんです」
「なにさあらたまって。辞める?」と冗談半分で答えると、佐藤君、真顔で
「そうなんです」
「へぇ、そうか。どうしたの」
「世界一周に行ってみようかと思って」

そう言われて、もちろん少し驚いた。
「へぇ、そうかぁ。編集部のみんなには話したの」
「いえ、まだ誰にも」
「いつから?」
「辞めて半年工場で働いて金ためて、ハーレーも売って資金を作って。来年の半ばになりそうです」

佐藤君は編集者としてなかなかクレバーで、将来を期待していただけに残念という気持ちもあった。でもそんな理由なら引き止めるわけにはいかない。どれくらいかかるかわからない長い旅だろうけど、帰って来て条件が許せばまた編集部に戻る選択もある。そう言うと、佐藤君はぽつり言った。
「戻ってこなくてもイイと思ってるんス」
そうかぁ、そんな覚悟さえあるんだ。イイじゃないか、行ってこいよ。なんか俺まで胸のつかえがとれてスッキリした気分になった。

俺にはあしかけ8年で世界一周を成し遂げた林ヨシキという友がいる。旅学という連載記事を通じて俺は、彼の旅の壮絶さ、豊かさを痛いほど知っている。それと同時に、たとえ世界一周とはいえ、ヒトはそれを成し遂げたからといって別人になれるわけではないということも。だからこそ、戻ってこなくてもいい、という彼の言葉がココロに染みた。

11月末で退社する佐藤君を誘って旅をした。行き先はどこでもよかった。東名を静岡まで走って国道に降り、そこから太平洋沿いにひたすら国道を走った。1泊目、御前崎の民宿。伊良湖からフェリーで鳥羽に渡って、伊勢志摩の林ヨシキの家で2泊目。紀伊半島を下って新宮で仲間の家に3泊目。帰宅予定日の4日目は、出発以来どんより曇った空模様がようやく回復。本州最南端潮岬に立ち寄った。ドぴーかん。さすがに最南端の岬はTシャツ一枚でも汗ばむ陽気。おまけに広々とした芝生の広場はキャンプ無料。
「いいねぇ」
「いいッスね」
 ………しばし無言。
「最高だね」
「最高ッス」
 ………しばし無言。
「もう一泊してこっか」
「いいッスね」
トいうわけで、まだ昼前というのにテントを張った。
平均年令37才、自作チョッパーのフリーター2人組の旅。

翌11月30日は午後9時より編集部近くの居酒屋で佐藤君の送別会。朝9時に潮岬を出発し、イッキに走ること750km。東名東京料金所着は午後9時。おまけに道中すごい寒さで、さすがに疲労困ぱい。そのまま送別会に突入したのでありました。

素晴らしい旅だった。おもしろい出会いがあって、新しい世界を垣間見た旅。やはり旅は人生そのものだ。初めてのふたり旅、次号1/24発売ホットバイクでじっくり書き下ろしてみようと思う。乞う御期待。


もろもろ諸々たる出来事、続々アップ予定。ホントか?
イケダシン


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あーてぃすと?

December 12, 2006

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Suerte

Tシャツ展に参加しました。

下北沢のカフェバー「FREE FACTORY」で開催中。

FREE FACTORYはA-WORKSという出版社がやってる店で、ファクトリーの名のとおり、自由にものづくりを楽しめる空間。そこのデザイナー高橋みのる君に誘われた。

テーマはWORK T-shirts。働くとき、創るときに着るTシャツ。JOBでなくWORKのときに着たいカッコいい作業着。

俺はバイク乗りだから、作業といえばバイクワーク。だから工具箱を思いっきりプリントしてみた。正攻法。

写真を撮ってデザインを考えて、それをデザイナーYASがPCデータに仕上げてくれた。ふたりの共作。

Tシャツのデザインとともに約1.5×1メーターのディスプレイボードも制作。おいらは物書きであってアーティストではないうえ、かなりデカイ。これにはずいぶん悩んだけれど、かなりクールな仕上がり。Pict0010_2 Pict0011_2 Pict0008_3

チョッパーライダー(おいらね!)は厚みのあるダンボールの切り絵で、スポークは銅線を張った。SUERTEは工具。

                                        

SUERTEはスペイン語。以前林ヨシキとチャーリー・アルメイダとブエノスアイレスで落ち合って南米最南端まで走ったときに、言葉を交わした人たちが別れ際にこの言葉を投げかけた。どんな意味? とチャーリーに尋ねると「グッドラックよ」。俺は旅の道すがら、自分自身で「幸あれ」とこれを翻訳した。辞書によれば運命、運、幸運。

今回の制作活動のテーマは「Believe your hand」=自分の手を信じよ。

俺たちの手は、俺たちが想像する以上のものを生み出すことができるのだ。チョッパーを自分でこしらえたり、今回のTシャツ展に参加して、俺はこのことを改めて確信している。

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12月1日のパーティの模様。数人がお買い上げありがとう。ちなみにバイクとかかわりない人たちに興味を持ってもらえるのも面白かった。何枚か購入して当ストアでも販売してみようかね。

FREE FACTORYは下北沢駅から徒歩1分。徒歩30秒の本多劇場の地下駐車場はバイクパークもOK。夜中までやってるから、シモキタに行く際はぜひ!

詳細はhttp://www.a-works.gr.jp/freefactory/gallery.html

手から手へ

December 13, 2006

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雑誌編集という仕事は作るまで。出来上がればそれは自動的に書店に並ぶ。そういう意味で俺は、販売あるいは営業、という行為をしたことがない。

クールブレイカーに次ぐモーターヘッドストア第二弾、ホットロッドショーに出店した。日がな一日、ほとんど会場もうろつかずにブースで過ごした。たくさんの人が来てくれて、俺やモーターヘッドやホットバイクのことを知っている人もそうでない人もいて、「これください」「おっありがとう」と代金をもらって商品を渡す。つまり自分で作ったものを打って直接お金をもらうという感覚はいたく新鮮で楽しかった。

家の雑多なガラクタを並べたら思いのほかチェックして行く人が多くて、売るつもりもないからその場で適当に値段をつけて、売りたくないものに限ってどうしてもという人がいたりして、結局5万くらい売れて楽しい上にけっこううれしかった。

でも2日前に旅から戻ったまんまのチョッパーはあまりに薄汚れていて、ショーのきらびやかさとはあまりに無縁で、オートクチュールのショーに履きつぶしたリーバイスを飾るような居心地の悪さだった。磨こうと思っていまだそのまま。

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路上へ。が発売されたばかりで、搬入前日河出書房のはじかのくん(担当編集さんです)に連絡して急遽送ってもらった24冊。ショー前夜にYASがポスターを作ってくれた。                                                                                                                                                                                                         昼過ぎくらいから「これください」という人がぽつぽつやってきて、結局自分用とイズミに送ろうと思っていた最後の1冊を含めて26冊完売。全冊きっちりサインを書いた。

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                                                          なんかさ、サインとかさ、結構恥ずかしいじゃない。でも今回は自分から積極的にサインを書いた。

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俺が恥ずかしがってたところで誰も喜ぶわけじゃない。自著にサインをするなんてなかなかできる経験じゃないし、買ってくれた人にしても悪い気はしないはず。そんな風にしっかり割り切って考えてみたら、みんな喜んでくれて俺も楽しかった。「力をもらっているんだから、自信持ってくださいよ」と言ってくれたイシダオくん、ありがとう。かっこつけたり考えすぎたりする必要なんて、ないんだよな。俺は俺がしたいことしかできないし、それを精一杯やって、見てくれる人の元に届ければいい。シンプルにそう考えられるようになってきたよ。

来年は自分が作ったものをたくさん持って、どこかのミーティングに出店してみようかな。

いたた

December 16, 2006

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フリーター2人組の旅の最終日。雨の本州最南端潮岬を出発し、大阪経由で東京までイッキに走って750km超。おまけに丸一日すこぶる寒かったから、体に力が入っていたせいもあるだろう。なにやら左の肩の痛みが消えない。肩甲骨の脇あたり。触ってみると皮膚がしびれていて、軽いやけどのように表面がひりひりする。バンテリンを塗る妻によれば「なんか腫れてる」らしい。

自宅から徒歩数分の接骨院へ。院長せんせによれば肩と首をつなぐ腱が固まって神経を圧迫しているとのこと。10分電気をかけてマッサージしてもらって200円。通い始めてもう1週間。

トシのせいとは思わないけどトシなのも現実。30歳の佐藤君はどーなんだろう。でもまったく懲りずに、そうだ、来年は1日1000キロにチャレンジしてみようかね。もちろんチョッパーで。

同行者募集!

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44歳男性より

パーツ学

March 12, 2007

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HBJにて連載中の「パーツ学」というコーナーは、オイラが書いております。クレジットを入れてないため、ほとんど知られておりませんが。

次号のお題はイグニッション。ポイントからCDIまで、点火の基本とパーツについて学んでみようというわけです。

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こんな写真を撮ったり

Image0005

イラストレーターに送るこんな下絵を描いてみたりして

一日は過ぎてまいります。

本日深夜、近所のスタジオにてラヴピーバンド、リハ3時間。

うらしまたろう

March 21, 2007

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長野JUNKBOXでのライヴ「NON TITLE GIG」

たっぷり暴れてまいりました。

はるばる名古屋からタンデムで駆けつけてくれたモーターヘッドな彼と彼女、ありがとう。

(凍える往復を含めて)たっぷり楽しんでくれたかい?

妻のジープにギター一式と母親が持たせてくれたお土産の米30キロを積み込んで、長野からの帰り道。

ジープの幌は高速を走るとばたばたとはためき、ステレオなんて聴けたもんじゃないうるささだけれど、諏訪から中央道に入ってしばらくすると、エンジンから異音が出ているのに気がついた。

なんか嫌な音だ。あきらかにどこかおかしい。

あわてて原因を考えて、そうか何よりまずは、とゲージをチェック。

するとオイルプレッシャーがかなり低下し、針が不安げに揺れている。

「そうか、オイルが足りないんだ」

そういえばだいぶ前、チェックしたらずいぶん減っていて、足さなきゃナと思いながらオイルのストックがなかったから、ついそのままにしておいたんだ。いやぁ、気がついてよかった。

次のサービスエリアまで行こうかと思うも、いやいや早いに越したことはないと、現れた標識に従って高速を降りた。

信号で止まってアイドリングするとオイルプレッシャーはゼロ。アクセルを踏み込むとわずかに上がる。静かな室内にエンジンの異音が大きく響く。ガソリンスタンドに飛び込んだ。

「エンジンオイル、ありますか」

「はいありますよ。継ぎ足しますか交換しますか」

「継ぎ足しで。とりあえず1リッター。何番がある?」

「えー、10W30」

「もっと固いのは?」

「5W40もあります」

イケダ家の3台の乗り物は、いずれもH-D純正オイルを使用している。チョッパーとフォードはシングル50番(もしくは60番)、ジープは20W50 。なければスペクトロを使うこともある。ここ10年、この調子。

「50番クラスはない?」

「50は置いてませんね」。

店員のおじさんによれば、今は10W30が一番多く、環境対応車は0W20なんてオイルを使っているらしい。

ゼ、ゼロW?  20番?

いやぁぶったまげてしまいました。世の中そんなことになっているとは。気分は浦島太郎!

パンとフォードは半世紀、我が家の最新兵器であるクライスラーのジープにしたところで15年前に作られたエンジンだ。

高いオイルよりも、安いスタンダードなオイルを定期的に換える。これが俺のエンジンオイルに対する基本姿勢。

高級オイルはいいんだろうけど、我が家の3台はいずれもスタンダードのエンジンで、運転もいたって大人しい。市街地での常用回転域は2000~3000。高速だって5000もまわすことはまずない。2万回転近くも回ってしまうような高効率エンジンでも如何なき潤滑性能を発揮する、リッター3000円クラスの高性能オイルは必要ないし。そんなのをちょくちょく換える金もない。

そういえば。

船場のWRを長いことサーキットで走らせてきた中で、何度も焼きついた時期がある。そのたびに燃料を濃く振ったり、ピストンクリアランスを大きくしたり。しかしまた焼きつきの繰り返し。でもあるときハタと気がついた。オイルを変えてみよう。

純正からモチュールへ。すると次のレースから、ぱたりと焼きつかなくなったわけ。

リッター3000円、おそるべし。

ちなみにスポーツスターのレーサーはずっとレッドライン。でも公道ではスタンダードオイル一筋。

結局一番安い10W30(リッター1000円)を2リッター継ぎ足して、エンジン再始動。おおっ、異音が消えた!

我が家にオイルのストックが切れて久しい。パンも交換しなきゃと思って以来、早数ヶ月。このずぼらさは、行き過ぎると旧車乗りにとって命取りだ。そろそろまとめ買いしとかなきゃな。

明日プレインの三浦さんに電話しよう。

「純正オイル1箱。50番シングルに三分の一、20-50を混ぜといてください。すぐ取りにいきますから」。

二十四節季

March 23, 2007

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DVD仕上げのため、恵比寿のオフィスで作業中。

春らしいうららかな陽差しに誘われて、チョッパーで家を出た。
東名高速でスロットルを大きく開けると、エキゾーストノートが青空に吸い込まれていく。
気持ちいいなあ。でも風はまだ冷たい。
やたらと暖かい冬だったのに、3月も後半になって寒気が強まり、今年の冬は往生際が悪い。

人よりもずいぶん前に、季節を知ることができる。
これは俺たちバイク乗りに与えられた特権だ。
でも今日、気がついたんだ。
バイク乗りは過ぎ去った季節を知ることもできるということに。
街行く人はシャツや薄手のジャケットで、やってきた春を楽しんでいるというのに、バイクに乗った俺はといえば、厚手のジャンパーでもこもこ着膨れて、それでも寒いんだから。
春に追いやられそうな冬は、日陰や風の中に身を隠しながら、まだ反撃のチャンスをうかがってる。
冬が大好きな僕はそれを見つけて、なんだか愛おしい気持ちになった。

春、夏、秋、冬。四季巡る国、日本。
知ってるかい?
これほど明確に季節が変わる国は、地球上でまれな存在だということ。
鹿児島31°から北海道稚内45°という緯度は、地球儀でみればそのほとんどが砂漠だということ。
日本の古い暦では4つの季節をさらに四つに分けて、二十四節季と呼んだこと。
24の季節を持つ国。たぶんそんなのは、世界でも日本だけだろうな。
奇跡の国。俺たちが住んでいるのは、まさしくそんな国だ。
さあ、そろそろ走りにいこうゼ!

おわびとていせい?

March 25, 2007

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先日、妻のジープのオイル継ぎ足し話を書いたところ、何人かの知人から「大丈夫だった?」と聞かれました。その後は問題なく走っております。

がしかし。

忘れないうちにオイルを交換しておこうと思って、そういえばとマニュアル(英文)を開いてみたところ「SGあるいはSG/CDグレードオイルを使用すべし」とあり、参考までに「10W30、あるいは5W30が一般的である」と書かれておりました。

そうですか。

旧車扱いして20W50なんて入れておりましたが、実はもう15年もまえから10W30が当たり前だったワケね。

失礼しました。

ちなみにオイル量は5.7リッター。ゲゲッ、なんちゅう量! これからは近所のイエローハットで一番安い10W30を買うことにします。

だとしたらオイルパックリ買って自分で交換するより、やってもらった方が安いかも。たぶん業者はリサイクルするんだろうから、燃えるゴミに出すよりecoだし。

H-D純正50番シングルは明日取りに行きます。

JEEPのハナシ
(最終話)

March 26, 2007

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またしてもジープの話題。

MHTVを編集してるリョウタが40度の発熱。病院で肺炎の気アリと診断されたらしく、見舞いをかねて世田谷オフィスへ。ついでにPCのディスプレイを運ぼうとジープで出かけた。

と、道すがら。アイドリングがなんだかおかしい。そのまましばらくしたら、徐々に走っていてもエンジンがボコボコ言い出した。パワーも低下、こりゃたぶん一気筒死んでるな。

ご存知のように、アメ車は強い。一気筒くらい失火してたって立派に走る。V2のハーレーでさえ片肺で走っちゃうんだから(経験あるヒト、多いんじゃない?)、4リッター直6のクライスラーモーターに至っては、2気筒死んでたって十分走るんじゃなかろうか。

たぶんプラグだな。

リョウタを見舞い、東名を走って帰宅してすぐイエローハットへ。

マニュアルによれば、プラグの指定はRC12YLC。これはチャンピオンの品番だ。NGKのカタログをめくると適応品は在庫なし。ま、どれか合うだろうと駐車場でプラグを一本外してみた。するとなんとデンソーのイリジウム。前のオーナー、ずいぶんオゴッたな。大切にしてたんだろうな、きっと。

でも現オーナーは、現物合わせでサイズが合ったグリーンプラグ1本538円×6を購入。

あ、そうそう、ケチのつけ始めはオイルだよな。オイルのコーナーにはたくさんの種類が並んでいて、セール中だった10W30のESSO4リッター缶2380円を2本購入。全部はチェックしなかったけどたぶん一番安い。なんかケチケチ主婦みたいだな。ついでにオイルパックリも買っとこっと。

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イエローハットの駐車場でプラグ交換。

案の定、最後に外した一番奥のプラグが黒くべったり汚れてた。たぶんこれでOKだな。ちょっとほっとしてエンジンをかけると、案の定グォーンと絶好調!

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帰宅してオイル交換。そういえば以前ロサンゼルスに行ったとき、イズミん家の近くのオートバックス(的な店)でオイルフィルター買っといたよな、と倉庫を物色すると、ありました。FRAMのフィルター。たしか500円くらいだったっけ。激安。

話は飛ぶけど、アメリカのオートバックス(的な店)って、すごいんだよね。リビルド済みのコンプリートエンジンなんて売ってたりするんだから。

素人のおっちゃんがトラックで来てエンジンを買って持って帰って、ガレージで積み替えたりするんだよなぁ。ロビンエンジン付のバイク組み立てキット399ドルなんてのもあって、イズミがずいぶん欲しそうにしてたっけ。乗り物趣味大国アメリカ、おそるべし。

で、久々に寝板を引っ張り出して(何でそんなもん持ってんだろ、俺)下にもぐってドレンを外し、フィルターも交換してオイルを注入。

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エンジンをかけると、オオッ、なんと滑らかな吹き上がり。まるで新車!(んなワケはない。なにせ走行10万キロ) 思わず近所をひと回りしたオイラでありました。

にしてもさ、オイル交換って気持ちいいよね。なんだか新品のパンツに履き替えたような気分になる。もう10年くらいノーパンで過ごす俺だけど。ノーパンの元祖イズミだって、きっと分かるよな、この気分。

というワケで、15年落ちのジープ、まだまだ走りそうであります。

突然ですが(ふたたび)

March 30, 2007

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トークライブのお知らせでする。

インド行きが4/13からに決まり(チケットもビザもまだだけどね)、

前夜12日、下北沢フリーファクトリーで行ってらっしゃいパーティー? が開催されます。

ともに旅する高橋歩君と熱く語ってみようと思う。唄わないけど。

ガンジスは、バイクを相棒に始まった俺の旅の終着点だと感じている。

それは同時に中継点であり、始発点だ。原点もそこにあるかもしれない。

気になる人はぜひいらっしゃい。気楽なカフェだし。オイラ作のT シャツ展用巨大チョッパーボードも展示中。注:予約は早めに。

高橋歩Monthly Party
LOVE&FREE NIGHT VOL,6
インド放浪~Prologue~

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日米論

April 30, 2008

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 俺の愛車は1949年製のハーレーダビッドソン。つまり60年ほど前に作られたオートバイである。

 改造、というよりほとんど一からこしらえたロングフォークのチョッパー。あちこちに濃いサビが浮き、エンジンやミッションは滲んだオイルに砂埃がこびりついているから、バイクに無縁な人はちょっと見、動くシロモノとは思えないらしい。

しかしすこぶるよく走る。どこまでだって走って行ける。けっして大げさではなく、沖縄だって北海道だって楽勝だ。

排気量はもともと1000ccだが、ピストンとクランクを交換して1300ccと少々。とにかくタフなエンジンである。

ハーレーダビッドソンの代名詞ともいえる「Vツイン」は、クルマのV8と並び、アメリカという国の象徴とも言える。コカコーラやマルボロのようなものだ。

メイドインUSAは強い。

前の52パンヘッドと合わせて13年ほど古いハーレーダビッドソンで走り続けた俺は、身をもってこれを知っている。

 1949年製。半世紀以上前の乗り物が現存し、世界最速都市トウキョウで日常の足として使える。冷静に考えればすごいことだ。

古いハーレーのパーツだけを作り続ける小メーカーがいくつもあって、それをまとめた電話帳のような英文カタログから注文すれば、60年前の部品が手に入る。豊富な中古パーツも含めて、何があろうと修理して使い続けることができる。

そもそも、大排気量ゆえの大パワーを備えるアメリカのVツインやV8は、小さく良く回る日本製エンジンのように軽量化をあまり考えていないから、ひとつひとつのパーツが無骨なまでに大きく重く厚く、それゆえ正確に組み上げればそれこそ100年使えるといっても大げさではない耐久性を持っている。

こういう素性と現状をすべて含めれば、ハーレーダビッドソンは間違いなく世界で一番強いオートバイだ。

ひとたび郊外に出れば一直線のフリーウエイが果てしなく続き、丸一日走り続けても風景が変わらない大陸で生まれた乗り物ゆえのタフネス。

そしてアメリカでは豊かさの度合いにかかわらずほとんどの家にガレージがあり、古い車を自分で直したりイジりながら乗るという行為が、老若を問わず男の趣味として確立している。この国の自動車文化の深度は、日本とはずいぶん異なっている。

1010万キロも走れば買い取り査定ゼロ、処分するにも費用がかかる俺たちの国では、自動車やバイクは単なる消耗品に過ぎない。

ちょっと修理すればまだまだ走るというのに、解体され廃棄され、あるいは発展途上の国々に向かう貨物船に積まれる日本は、つまり豊かな国だ。

10年乗ったクルマを20万出して直すくらいなら、200万出して新車にしよう。エコロジーとつぶやきながら、まだまだ使えるものが、巨大なエネルギーを費やして熱処理され、あるいは埋め立てられていく。

買い替えのサイクルを少しでも早めるために次々とニューモデルを発表しコマーシャルを流し、消費をあおり続ける日本の自動車メーカーは、ついにGMを抜いて生産台数世界第1位の座に着こうとしているが、大量生産大量廃棄のニッポン式スタイルと、「古い車に乗り続けること」が趣味の文化として成り立つ国との比較と考えれば、結論は決して単純ではないだろう。

華やかな四輪と対照的に日本のオートバイ市場は縮小し、ただでさえ小さくなったパイの多くをビッグスクーターが占める今、この国のオートバイに未来はあるのかと不安になる。

確かにスクーターはものすごく便利だ。だが残念ながら、ロマンがない。

日本は素晴しいオートバイを生み出してきた。

高性能で、耐久性に優れ、しかも廉価なオートバイ。世界中のたくさんの若者たちがそれに乗ってスリルとロマンを味わって大人になった。今だってそれは変わらない。

しかし日本でよく売れるのはビッグスクーターとハーレーばかりで、日本のオートバイは元気がない。

 浪漫、なのだ。

 スピードというロマン、不良のロマン、ゆくあてもなくさまよう旅というロマン。バイクという愉悦の趣味の根源は、ロマンなのだと俺は思う。ハーレーダビッドソンが売れる理由はまさしくそれだ。

 1936年に空冷OHVのVツインが誕生して以来、世紀末をまたいで70年後に作られる今のハーレーダビッドソンも、エンジン形式はまったく変わらない。創業100余年にして頑なに変わることのない伝統。これはロマンそのものだ。

 ミルウォーキーのハーレー本社を訪ねたときのこと。野球場がいくつも作れそうなだだっ広い従業員駐車場は雪に覆われていたけれど、案内してくれた広報の女性はこう言った。

「夏はこの駐車場すべてがハーレーで一杯になるわ。ウイリーGも毎日バイクで走ってくるのよ」

果たして日本のオートバイメーカーの社長や役員さんたちは、オートバイに乗って通勤するだろうか。

 H-Dカンパニーが日本やドイツの技術を積極的に学んで信頼性を得たように、日本のメーカーが学ぶべきものがあるとすれば、それはメカニズムやスタイリングの模倣以上にそのスピリットだろうと俺は考える。

そもそも今の日本は、将来とか安定とか健康とか景気とか温暖化とか、不安な噂話ばかりに躍起になって、ロマンがまったく不足している。そりゃ年金も大事だけれど、それよりも今日が楽しいこと、明日もきっと楽しいこと、次の休みが待ち遠しいこと、つまり毎日を楽しく過ごすことのほうがずっと大切なんじゃなかろうか。

オートバイには、きっと鍵が隠されている。同じことが繰り返される毎日を、今以上に楽しくする鍵。バイク乗りたちはそれを良く知っている。

さあ、走ろう。キーを手に取ろう。キックを踏もう。難しく考えるのはもうやめて、どこかに向かって走り出そう。