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MOTOR HEADの
神が降り立った!?

October 27, 2006

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「カラカラカラッ」っとドライクラッチの音、
「ヒューン」や「ガチャガチャ」というエンジン音…
そしてエキゾーストノート。
それを聞いただけで、ハーレーの車種がおおよそ分かる。
挙句の果てには、付いているキャブやエンジンの大きさ
パイプのサイズやコンディション/セットアップまでも…
バイク屋じゃないんだから。
最近はシェビーの事も同様に、分かり始めてきた始末…
自分でも呆れたもんだ。

そしてLIFEWORKであり、僕の日常、一番心地よい場所である
七里ヶ浜オーシャンサイドのBLUE GROOVE。
そこに居ると、毎日車種を問わずいろんなバイクが潮風と共に登場してくれる。

ナックルやパンはもちろんサイドバルブからツインカム
はたまたトライアンフやBSAにマチレス、ベロセット。
そしてINDIAN MOTOR CYCLE。
そうかと思えば、オールドシェビーやオールドフォードまで。
そんな環境の中でいつしか「MOTORHEAD」である自分の‘耳’が良くなったようだ。
もともとサウンドに関しては、音楽で培った‘耳’があるけれど。

そんなAmerican Vehicleの底力を知ってしまった者は決して抜け出す事が出来ない。
そして僕にとっては、それはなんとも頼りがいがありSWEETな存在だ。

僕は物持ちがイイほうだ(と自分は思う)。
若しくは、自分にシックリ来る物にめぐり逢えているのかもしれない。
53のパンヘッドは7、8年。
66年のエルカミーノはもうすぐ5年の付き合い。
あとは店にある47のインディアンチーフ。
これはまだ付き合いが始まったばかりのレストレーションプロジェクト。

それでは、今回は身近なところでエルカミーノの話を例にとってみよう。
そして、MOTOR HEADの神が降り立った経緯を……

それは、パンヘッドが積めるピックアップを探していたとき。
友人の紹介で77のC10と、66のエルカミのFOR SALE情報を入手した。
C10は状態も悪くはないが、完全な予算オーバー。
エルカミーノのプライスは手頃だけれど、状態もそれなり。
売り手の前オーナーにも「苦労するしお金も掛かるよ」なんて言われたけれど、
パンヘッドで苦労した事を思えば余裕でしょっ!?て感覚だった。

がしかし、何回目かのラブピーの帰り道…
ベンダーとして出展するのにエルカミーノに洋服満載で横手山へ向かった。
イベント終了後、草津でゆっくりして束の間の旅気分を味わい、軽井沢を抜け
高速へ乗る手前でエンジンがストップ。
時間はもうすぐ日が変わる頃だ。

「勘弁してくれよ、こんな時に。疲れてるんだから」
とエルカミに言いたい気持ちでフードを開けてみると、
どうやらHolleyキャブのオーバーフローだ。
このキャブ、調子のいい時はすこぶる早くていいのだけれど
一度グズツクとだめなんだよな。

キャブのBODYを「コンコン」とバールで軽くたたいても
詰まったゴミは取れる筈もなく……
ここはプラグが完全にかぶって使い物にならなくなる前になんとかしたいトコロ。

しかしココは鎌倉のローカルエリアではありません。
真っ暗な真夜中の軽井沢。
誰かに迎えに来てもらって牽引してって言える距離じゃないしね。

とりあえず、ベンチシートの後ろのスペースに何かあるか探してみると
ある程度の工具と、懐中電灯。そして、なくなり掛けのパーツクリーナー1本。
「よし!」
ガスケットが破けないように、慎重にキャブをバラシて掃除。
原因はこいつかな?というようなゴミが詰まっていた。
古い車だしね。
どうやら、途中で一度ガス欠になった時に、ガスタンクに溜まっていた
ゴミを吸い上げた様子。
(当時はガスメーターが不動で、いつもガソリンの携帯缶を持ち歩いていた)

実は、Holleyキャブをばらすのはこの時が始めてだったけれど
ハーレーと同じでしょ、なんとかなるでしょって感覚。
古いハーレーで培ったメンテナンスの知識ってすごく活かされている。
そして鍛えられているんだな。

「なるほど!?」なんて具合に仕組みを探りながら
油面の調整まで取って再度組み直しが終った頃には
空が明るくなり始めていた。

「キュル、キュル、キュル、キュル、キュル、キュル、キュル、キュル、バルン!」
おっ、前より吹け上がりがよくなった!
そして帰り道は問題なし。

でも出来れば軽井沢でメンテナンス!なんてしたくはありません・・・・(笑)
ちなみに、その時一緒に行ったツレはベンチシートでゆっくり朝まで寝ていましたけど(笑)

そんなこんなで、エルカミーノはだましだまし、全国のイベント出展なんかも
こなした頃には、ミッションも変速ショックが大きくなって、
エンジンからは大きくなってきたタペットサウンドとスモークが。
色は黒ではなく、白いほう。
いろいろ試してみた添加剤はメンタル的には効果アリ!?
20W/50のH-D用エンジンオイルをいつも持ち歩く始末。
ハンドルの遊びがどんどん大きくなってきて、リビルドのギアBOXに交換。
雨の日に乗れなきゃ車じゃないのでワイパーモーター交換。
セルの周りも悪くなって、ヒーターコアも水漏れで取っ払う。
冬の寒さって言ったらバイクと変わらないね。
デフシールの交換やら朽ち果てたサブフレームは仲間の鉄工所でアングルを溶接。
おまけにドアハンドルまで取れてサイドガラスは落ち、
オーシャンフロントと言う絶好のロケーションと引き換えに
ソルトコーティングが隅々まで施されたエルカミーノは
フードのヒンジステー部分とBODYの分離に成功し、70年代B級ムービー並みに
高速走行中にフードが開く。
その後もガスラインの詰まりや車内で見た幻のようなアリの行列etc…
このエルカミ、何回路肩まで寄せるのに押したか覚えていません。
出来ればもう2度とアメ車は押したくない……(笑)

そして最後には不注意でオイルパンを割ってしまい、2・3ヶ月放置状態に。
久々に覗いた車内の床からは、サンサンと輝く太陽の光で光合成をし
いい具合に滴る雨漏りで栄養をバッチリ取った植物が日に日に大きく育っていくのであった………(笑)

もう手放そう!

運良く手に入れられた350/350をスワップしてからFOR SALEにしよう。
そして出物の50‘Sピックアップを手に入れよう!
と心を決めた。

それまで車のメンテは一度もショップに出した事がなく
全て仲間内で直していたのだけれど、エンジンスワップとなると
落ち着いて出来るスペースも時間も無く、
仲間の紹介で湘南エリアのSPEED SHOPに依頼をした。

いままでの327/350から、72コルベット350/350へのスワップ。
(後でシリアルを調べたら375hp!ホントですか〜??)
インマニやキャブ(今回はエーデルオートチョーク)も新調してFOR SALE準備OK!

そして引き取りに向かったSPEED SHOP。
「ヘッドをポート研磨しといたから」
僕「!?」
「今日の帰り道で売りたくなくなるよ」と店主に言われ、
走り出して5分。
「やっぱり売りません」とつぶやきました。(笑)

まるで車を買い換えたような感覚。
40年前の乗り物がこうして生まれ変われるってスバラシイ。

H-Dに関してもまったく同じ。
ブルーグルーブでまれにあるナイトラン
(Motor Head TV DVDもちろんみなさん見ましたよね?)では
30年代のULから現代のTC88までが一緒に走っている・・・・


こうして「SPEED SHOP」の魔力と「MOTOR HEAD」の神が降り立ち
その後はマンマと足回りもフルオーバーホール。
もちろんNEWヒーターコアも取り付けて、ガスメーターも動くようになりましたよ。
燃費はいくつ位なんですか?なんて僕には聞かないでね。
このガソリンの高潮している時代に確かにガスを食う乗り物ではあるけれど、
よっぽど物を大切にしていると思います。


そんなプライオリティーに共感を覚えたり、もっと知りたくなったり
興味のある人はBLUE GROOVEまで来てみてください。
そして是非一緒に走りましょう。

「あなたはMOTOR HEADですか?」と聞かれたら
「YES!」と僕は答えます。
「あなたにMOTOR HEADの神が降りたった事がありますか?」と聞かれたら
僕はこう答えます。
「Oh YES!」

BLUE GROOVEはMOTOR HEAD TVと共に
そんなMOTORHEADなあなた達をサポートします。


PS
「あなたにMOTOR HEADの神が降りたった事がありますか?」

次回に続く……
God bless your MOTORHEAD LIFE!


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by TAKA
BLUE GROOVE!